成果を出すコンサルティング 〜 成長するから成果が出るのではなく、成果が出ることで成長する

こんちは。築山です。

成果を出すコンサルティングをするには、現場メンバーに実行してもらわなければなりません。そのためには、現場に目標だけを丸投げするのではなく、そこに至るプロセスと優先順位を明確にした事業計画書を作ることが重要です。

目標の因数分解すらできず、カタカナ文字や流行りのビジネスワード、「いい感じのストーリー」を書いた事業計画書で乗り切ろうとすコンサルタントは論外として、少し頭の回るコンサルタントであればそうしたレベルの事業計画書は作れるはずです。

しかし、分かりやすい事業計画書があったからといって、やる気が出るとは限らないのが人間です。

成果を出す経営コンサルタントは、実行の伴走支援者としてよきマネージャーでなければなりません。実際、弊社に相談にいらっしゃる経営者の多くは、この「実行の壁」にぶつかっています。経営者が「それぐらいは当然だよね」と思いがちなことが、実際には現場で出来てないのです。現場が変わらない限り成果は出ません。つまり、本当の問題は、分からないことではなく、分かっているけどできないことなのです。


 

最後のパートでは、そのために必要な人間心理と組織力学を踏まえた深い洞察に基づくマネジメント設計や伴走支援のポイントについてまとめました。

成果の出ない組織は大抵、実行後の振り返りと改善のサイクルをきちんと回していません。言いっ放し、やりっ放しなので、同じことを繰り返したり、上手くいかないことを延々と続けています。これは、現場に悪意があるのではあるのではなく「忙しくて振り返る時間や余裕を持てない」からです。

ここはむしろ、忙しい中で振り返りや改善を従業員の頑張りに期待する方が間違っている…と考え、仕組みで回す方法に頭を切り替えましょう。これまでのコンサル経験で得た仕組み化する具体的な方法論を書きました。

また、同じような話として「意識が変わることで行動が変わる」という一般論があります。理屈としては正しいのですが、常に動いている現場でずっと続けてきた習慣を変えることは簡単ではありませんし、それらをやってるうちに決められた期間内での財務的成果は難しくなります。

大事なのは、現場メンバーがアクションと目標達成との間に「地続き感」を得ることです。そのためのポイントもコンサル経験を踏まえて書いています。

成果を出すコンサルティングは、目標から逆算して人や組織の動きをデザインします。その時に大切になるのは一般論の正しさよりも、人間心理と組織力学の理解と場数の多さです。さらには、こうした弊社のコンサル経験値を体系化するに至った学術的な裏付けについても言及しておきました。

 

 

築山 大
琉球経営コンサルティング

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