半年間でブログの平均PV数を1.7倍にした方法

こんにちは。築山です。

今年の4月、弊社のブログを、沖縄の某旅行関連会社のWEBコンサルタントがまるパクリして驚愕した事件をきっかけに「Check Copy Contents」という、記事がコピーされると、その箇所とIPアドレスをメールで自動的に知らせてくれるプラグイを実装しました。


しかし、コピーされるということは、その内容や記述が(理由や目的がどうあれ)読み手に刺さっているということで、しかもその情報をリアルタイムで把握できますから、IPアドレスを追っかけてパクった犯人探しをするよりも、コピー箇所の多い部分を踏まえてブログを書く、つまり自社のマーケティングやSEO対策に活かした方が得策だと気付きました。

あれから半年経ったので、その効果はあったかどうか?効果測定をしてみることにしました。

 

半年間でブログのPV数は1.7倍に増加

結論から言うと、プラグインを実装後、コピー通知の情報に基づいてブログを書き続けた結果、PV数は対策前後の同期間比較で1.7倍増えました。
2割ぐらい増えれば御の字…くらいに思っていたのですが、予想以上で驚きました。今となっては、パクったWEBデザイナーに感謝したいくらいです(笑)

ちなみに、その前の2018年7月のPV数が高いのは『にぎわい転じて消耗を成す』という記事ががバスったからなんですが、プラグイン実装後は、それに近いPV数を叩き出した月もあります。

 

どの記事がコピーされているのか?

ほぼ毎日のようにメールで通知されるコピー箇所を調べてみると、以下のような特徴が分かりました。

・沖縄の観光業の数値分析(特にインバウンド)
・沖縄の経済に関する記述
・沖縄の長寿 / 健康問題に関する記述

・沖縄の社会問題に関する記述

 

上位10記事を見ると、読まれている記事とコピーされている記事とは大部分が共通していますが、全体で見ると、前者はコンサルに関する記事が3割程度あるのに対して、後者は観光業と経済に関する記事で全体の6割を占めており、半数以上が首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)から届くコピー通知でした。

 

胡散臭いコンサルタントが大量に跋扈する沖縄で、セミナーや宣伝広告の類いを一切やらず、課題の切り口や、分析力、可視化する表現力や現場での経験値などを知って貰ってからコンサルティングの依頼を頂くために始めたブログですし、実際、殆どのクライアントが「ブログを読んでコンサルティングの依頼を決めた」と仰ってくれます。

しかし、コピーされた箇所の詳細を見たり分析してみると、沖縄の情報を欲している首都圏の企業や職業の方々に役立つ…という副産物もあったようです先日、東京の某経営コンサルティング会社と会議をしたときに「沖縄に関しては、基地問題と経済成長の話題ぐらいしか入ってこない。御社のブログは、それ以外のリアルな沖縄が書いてあるので参考になる」と仰ってくれました。

今夏の週刊東洋経済の特集は『ハワイと沖縄』。中身を見ると、弊社のブログの切り口と似た分析や記述が並んでいます。そういえば、この記事が出る数ヶ月前、神奈川県のあるIPアドレスから沖縄の観光業に関する記事のアクセスが連日あったので「お役に立てた」のかもしれませんね…。

週刊東洋経済HPより

 

築山 大
琉球経営コンサルティング

 

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