こんにちは。築山です。
沖縄の某旅行関連会社のWEBコンサルタントが書いたブログが、築山のブログ内容に酷似している、というかパクリレベルで困惑しています。
読んだことある方は分かると思いますが、築山のブログはデータ分析〜可視化〜それらに対する考察を入れたマーケティングレポートの性格を持っています。
毎回、それなりの労力と時間をかけて内容の濃いものを書いてるつもりなので、ブログの本数は一般的なサイトより少ないですが、最新のブログだけでなくリリースから3年以上経った記事が普通にアクセス上位にありますし、コンサルティングの依頼理由が「ブログを読んでコンサルタントとしての能力と信頼性を感じた」というありがたい評価も頂いてます。
それだけに、この某WEBコンサルタントのパクリ記事は読んでて腹立たしく感じました。少なくとも引用の事前連絡や引用元表記やリンクを貼るのが常識です。しかも無断引用は以下のように複数回に渡っています。
これらに書かれた文章、特にアンダーライン部分は、築山が下記ブログで書いた内容と同じです。例えば、宿泊税に関して課題発生はこのブログで書いた想定課題そのものです。また、ハワイ観光局が観光収入を日本円で発表するわけがなく、築山がこのブログで使った数字とまったく同じですし、「2019年に観光収入が鈍化する」と予測しているのは、沖縄県ではなく、築山がこのブログで過去データからシミュレートしたものです(結局、この予測は当たりました)。
まぁ、何というか、これで「コンサルタント」を名乗ってはいけないレベルですね…。これで報酬を貰えているのなら羨ましい限りです。
経営者仲間からのアドバイス
このパクリ事件が発覚した直後に築山はSNSで怒りの投稿をしたのですが、三つのサイトを立ち上げて運営している経営者仲間からアドバイスをもらいました。
クオリティと読者層が違うんだから「いちいち目くじら立てずに捨て置け」…と(笑)
これで冷静になることができましたね。考え方を変えれば、築山の考えに同意して代わりに広めてくれているわけですし(パクリなので理解度は怪しいですが)こうした大きな問題は同じ考えを持って行動する人が増えることで解決します(パクるので実力は怪しいですが)。なので「パクられて光栄」だと思うことにしました。
記事がコピーされたら教えてくれるツール
とはいえ、弊社ブログがGoogle検索で1位になってからパクられる回数も増えたので状況は把握しておきたいですし、悪質なものにはDMCA侵害申請などの対応は行います。
いろいろ探していたら、記事内の文章を誰かがコピーした際にメールで教えてくれる「Check Copy Contents」という便利なプラグインを見つけたのでさっそく実装して使ってみました(注:現時点ではダウンロード出来ないようです)どの箇所が、いつ、どこ(IPアドレス)で、どうやって(流入元とブラウザ)コピーされたのかが、こんな感じでリアルタイムに報告されます。
しかし、このツールのユーザーコメントを読むと「IPアドレスを追っかけてパクった犯人探しをするよりも、マーケティングツールとして使えるよ」とのこと。確かに、今までこの手の情報は「Google Search Console」でいくつかの検索ワードを知るのが精一杯でしたが、このツールがあればかなり細かい情報をリアルタイムに把握できます。
これを使えば、パクられる回数の多い文章やジャンルを把握してブログを書くことでSEO対策になりますし、ニーズを把握して新しいサービスを作ったり売り出すことも可能になります。「災い転じて福となす」というか「パクられるのは腹立たしいが役に立つ」な出来事でした。その気になればどんなことからでも学ぶことができますね!
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5/8 追記
このブログを投稿した2日後に、何の連絡もなくパクリ記事は全て削除され、その数日後には当該WEBコンサルタントの名前も「スタッフリスト」から消えていました。ブログ本文でも書いたように、引用元としてのクレジット表記を入れるとかリンク先を付けてくれれば良いと思うんですが、黙って削除(と解雇?)をしてしまうところに、会社のモラルや従業員の扱い(教育)が透けて見えますね。残念の二乗になってしまいました…。既に社名と当該人物は特定しているので注視していきます。
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築山 大
琉球経営コンサルティング